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感染症・ワクチン・抗菌薬・渡航医学について、最新のエビデンスに基づいて解説します。
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NEW ハンタウイルスってどんな病気?クルーズ船の集団感染ニュースから読み解く
2026年5月、南大西洋のクルーズ船MV Hondiusでハンタウイルスの集団感染(5月8日時点8例・検査確定6例・死亡3例)。HFRSとHCPSの違い、アンデスウイルスの例外、日本での扱いを感染症専門医が一般向けに整理します。
2回接種でも発熱と発疹?修飾麻疹(modified measles)の見極め
2回接種者でも稀に発症する修飾麻疹(modified measles)は症状が軽く非典型的で、IgM陰性でも否定できません。臨床像・診断の落とし穴・二次感染リスクを感染症専門医が解説。
焼肉だけ警戒では足りない——夏前に整える腸管出血性大腸菌(EHEC)対策と血便の判断軸2026
O157など腸管出血性大腸菌(EHEC)は少量で発症する稀な食中毒。家庭の予防4つの経路と血便・成人HUSの判断軸を専門医が整理(2026年5月時点)。
手足口病、宮崎で流行警報(2026年4月)— 親世代向け 受診・登園・予防のものさし
2026年4月の宮崎警報を起点に、手足口病の家庭観察・受診の目安・登園・予防を専門医が整理。
GW帰国後の発熱、受診の目安と気になるサイン|渡航先別トリアージガイド
ゴールデンウィーク中・明けに海外から戻った後の発熱、慌てる前に知っておきたい受診の目安があります。マラリア・デング・腸チフス・レプトスピラを潜伏期間と渡航先で整理し、受診のタイミングと受診前のセルフケアを専門医の視点でまとめます。
doxy-PEP(ドキシペップ)— 個人に出した薬が、なぜ集団の問題になるのか
性交後72時間以内にドキシサイクリン200mgを飲むdoxy-PEP(ドキシペップ)は、梅毒とクラミジアを大きく減らせる予防策です。でも淋菌の耐性菌は同時期に増えています。1人に出した処方なのに、地域全体の数字と未来の収支に跳ね返る薬。その不思議な構造を、4本のランダム化試験と3つの実装研究から読み解きます。
マダニ感染症SFTS、千葉県で飼い猫が初確認 — GW前の予防と受診の目安
2026年4月、千葉県で飼い猫のSFTS感染が県内初確認。致死率約20〜27%のマダニ感染症、GW前の予防と受診目安を専門医が解説。
デング熱後のしびれ・脱力に注意 — ギランバレー症候群リスク16.75倍(NEJM 2026)
東南アジアや中南米から帰国した後のしびれ・脱力、見逃していませんか。2026年4月のNEJMで、デング熱発症後1〜42日のギランバレー症候群発症率が16.75倍、100万感染あたり35.5例の超過発症と示されました。渡航者向けに、蚊対策・発症後6週間の症状観察・受診判断を整理します。
ベイフォータス(ニルセビマブ)の効果とアブリスボとの使い分けを感染症専門医が解説
乳児のRSウイルス予防に使うモノクローナル抗体「ベイフォータス(ニルセビマブ)」。日本では定期接種ではなくハイリスク児のみ保険適用、健常児は自費。1回で5〜6か月効き、米国では0-7か月児の入院が28〜43%減。アブリスボとの使い分け・副反応も解説。
感染性心内膜炎 JCS 2026ガイドライン・9年ぶり改訂で現場は何が変わるか
JCS 2026感染性心内膜炎ガイドラインの改訂点を、2023 Duke-ISCVID・ESC 2023・POET・EASEと重ねて整理。診断・治療・外科・予防の4軸で現場の変化を感染症専門医が解説。
AmpC産生菌の治療戦略——IDSA 2024を5軸で読み解く
AmpC産生菌の治療をIDSA 2024を軸に整理。菌種別リスク、セフェピムとP/Tの使い分け、日本の疫学を感染症専門医が解説。
ESBL産生菌とは何か——病院の外にまで広がった「薬が効かない菌」の正体
ESBL産生菌とは何か。大腸菌や肺炎桿菌が持つ耐性酵素の正体、病院の外への拡散、治療の選択肢を感染症専門医が解説。
膀胱炎の薬が効かない時代 — 知っておきたいリスクと対策
膀胱炎の薬が3割効かない時代。リスク・予防・ESBL耐性菌の問題まで感染症専門医が解説。
なぜ今、麻疹なのか——2026年の流行を疫学で読み解く
国内362例(第16週)、米国1,792例、バングラデシュ2,897例。2026年春の麻疹流行を、NEJM最新レビューをもとに「免疫ギャップ」という考え方で整理します。感染症専門医の視点から、数字の背景と日本固有の事情を解説。
「百日咳はマクロライドで治る」はもう古い——検出株の約8割が耐性と報告されたいま知っておくべきこと
検出株の約8割がマクロライド耐性。百日咳の3つの誤解を感染症専門医が最新データで解説
コロナ後遺症(Long COVID)2026年の最新知見——原因・治療・最新研究まで
確認感染者の約36%が経験するとされるコロナ後遺症。2026年時点の定義・有力な病態仮説・治療の最前線・日本での受診先を感染症専門医が整理。
帯状疱疹ワクチンの選び方——11年の有効性データと認知症リスク低下研究の最前線
ZOE-LTFU最終解析(11年VE 82%)をもとに、シングリックスとビケンの有効性・副反応・費用・免疫抑制者適応を比較。認知症・心血管リスクとの関連を示唆する大規模研究や、2025年4月開始の定期接種制度も整理。
肺炎球菌ワクチン、2026年4月から何が変わった?——PCV20定期接種開始と選び方ガイド
2026年4月の制度改正で高齢者の肺炎球菌ワクチンがプレベナー20に変更。同年5月Lancet IDで実臨床効果(VE)データも初公表。旧制度との違い、対象年齢、自費と定期接種の選び方をわかりやすくまとめました。
MMRワクチン 日本で33年ぶり復活|2026年接種開始はいつから?
2026年3月、日本で33年ぶりにMMRワクチン「ミムリット」が承認。接種開始時期・対象年齢・旧ワクチンとの違い・自分の接種歴の調べ方を感染症専門医が解説します。
日本の麻疹(はしか)流行状況2026|患者数・地域・接種歴チェック|感染症専門医が解説
日本の麻疹(はしか)累計報告数は362例で前年同期の4倍超。流行状況・地域別の感染傾向・接種歴別の患者構成を整理し、1970年代後半〜1980年代生まれ(原則1回接種世代)の追加接種判断まで、感染症専門医が解説します。
抗生物質が効かない——薬剤耐性菌の現実と、私たちにできること
2050年までに累計3,900万人が死亡するとも推計される薬剤耐性菌(AMR)。風邪に抗生物質が効かない理由から、家庭でできる耐性菌対策まで専門医がわかりやすく解説。
髄膜炎菌ワクチンは淋菌感染症を防ぐか——観察研究とRCTが示す矛盾
髄膜炎菌BワクチンBexseroが淋菌感染を30%防ぐという観察研究と、効果なしを示したRCT。矛盾する結果を整理します。
英国ケントの髄膜炎菌集団感染(2026年3月)——若者2名死亡と日本でできる備え
2026年3月、英国ケントで大学生・高校生2名が死亡した髄膜炎菌B群の集団感染(29例)。日本での発症リスク、渡航・留学前に打てるワクチン(MenACWY・MenB)の種類・費用・選び方を感染症専門医が解説します。
RSウイルスワクチン 60歳以上の選び方|3種類の違いを専門医が比較
60歳以上のRSウイルスワクチン、日本で打てる3種類を比較。有効率82〜94%のデータや副反応の違いなど、選ぶポイントを感染症専門医がまとめました。
アブリスボの早産リスク|MATISSE試験の実データと接種時期を感染症専門医が解説
MATISSE試験で早産はワクチン群5.7%・プラセボ群4.7%(統計的有意差なし)。約7,400人のデータが示す実リスクと、妊娠28〜36週に接種時期が限定された理由を感染症専門医が解説します。2026年4月定期接種開始。